つれづれなるままに綴ってみる。
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冷麺を食べてお腹いっぱいになった俺たちは、次の観光スポットに移動します。
向かうは平壌郊外の万景台(マンギョデ)。
ここには遊園地や動物園、そして朝鮮建国の父であり偉大な領袖(朝鮮政府比)であらせられる金日成主席様の生家が保存されています。
冷麺を食べていた頃は雪の降り方も弱くなっていたのですが、万景台に到着する頃には本気降りに逆戻り。
我々の訪問に主席様がお喜びになられているということか……!
主席様の生家に向かおうと雪の進軍、氷を踏んでいたところ、トラブル発生。
元々少食な嫁さんが朝鮮式お・も・て・な・しで体力ゲージを削られ、走行不能!(白旗!)
食べ過ぎで気持ち悪くなってしまったということで、ガイドの金さんと一緒に専用車で待機することに。
私とりあえずとガイドの李さんのふたりで主席様の生家に向かって八甲田作戦開始します!
八甲田作戦の道すがら、李さんから「高千穂さんは日本人拉致問題や朝鮮の人権問題とされるお話についてどう思いますか?」と聞かれました。
きたあああああああ!政治と宗教とプロ野球の話はアウト!の政治部門、そしてある意味宗教部門のツートップ、きたあああああ!
ガイドさんは朝鮮のエリート階層で体系的なイデオロギー教育を受けている、しかも朝鮮の国是は反米・反日なので、こういう話題を振ってくるようです。
(今回のガイドさんはこのタイミングでしかそういう話題を振ってきませんでしたが。
ガイドさんを論破しようとする日本人もいるらしいのですが、今回は郷に行っては郷に従え、彼らがどんな考え方をしているのか気になったので、そのまま聞くことにしました。
ガイドさんを論破しようとする日本人もいるらしいのですが、今回は郷に行っては郷に従え、彼らがどんな考え方をしているのか気になったので、そのまま聞くことにしました。
あと論破するのも逆質問するのも面倒だったので(迫真)
ネトウヨにばれたら、売国奴・非国民となじられひゃう!(ビクンビクン)
拉致問題は将軍様が謝罪して、被害者の5名とその家族を日本に戻したもんね!なのに安倍はまだ未解決と言い張るんだもん!こんなの絶対おかしいよ!(まどマギ風)
脱北者の朝鮮の人権状況は最悪という証言も怪しいもんね!あれは米帝や日帝や南朝鮮傀儡一味が金出していい加減なこと言わせてるんだもんね!
李さんのお話を聞いてて、結論としては「アベ政治を許さない!」の一言に集約されると思いました(安倍首相とばっちり感)
そんな楽しいお話をしつつ、主席様の生家に到着。
李さん曰く、「ここは朝鮮人民にとって一度は訪れたい聖地。今日は雪のせいで人はいませんが普段は人で溢れています」
私も今まで「聖地」と呼ばれている場所にはたくさん訪れました。
木崎湖(長野県・おねがいシリーズ)、小諸(長野県・あの夏で待ってる)、白川郷(岐阜県・ひぐらしのなく頃に)、秩父(埼玉県・あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない)、そして大洗(茨城県・ガールズアンドパンツァー)。
有名なゆがんだ壺。(見えづらいですが……)
主席様の生家は貧しかったことから、壺を買うのにも事欠く状態だったそうです。
とても綺麗に保存されている生家、というか随分と新しい。きっと補修して綺麗に維持しているんですよ(震え声)
あと家族写真が飾ってあったんですが、貧しかったという割には写真を残す余裕は……きっと主席様が首相になって余裕ができた後に撮影したんでしょうね(震え声)
この万景台にも荘厳なBGMが流れていて、さながら宗教施設のような佇まいでした。
主席様の生家を見学し終わっても、雪の降り方は全然弱まりません。
やはり我々の生家訪問に主席様はお喜びだったのでしょう(白目)
専用車に戻ると嫁さんの具合も大分良くなっていました。
後で嫁さんから聞いた話ですが、専用車で休んでいる時にガイドの金さんが「高千穂さん達のような、優しい日本人に会ったのは初めてです(迫真)」と独り言を言っていたそうです。
普段、どんな日本人を相手にしてるんだろうと思いました……。
観光ガイドという職業は人を相手にする商売ですし、観光客の国と朝鮮の政治体制の違いもあって、板挟みに遭うことも多く、いろいろと苦労されているようです。
様々な問題が山積している日本と朝鮮ですが、相手をしてくれるのは同じ人間なので、もし今後朝鮮に渡航される方がいらっしゃれば、そのあたりの事情も汲んで優しく接してあげてほしいと思いました(小並感)
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万景台の次は平壌地下鉄の体験乗車です。
平壌市内には千里馬(チョルリマ)線と革新(ヒョクシン)線という2つの地下鉄線が通っています。
開業は1973年、南朝鮮のソウル地下鉄よりも1年早く開業した朝鮮の技術力の高さ。
今回は千里馬線の始発駅・復興(プフン)駅から凱旋(ケソン)駅までの5区間に乗車します。
他の方の旅行記を読むと、日本人は復興駅から次の栄光(ヨングァン)駅までの1区間だけというケースが多いらしく、5区間も乗れる我々は勝ち組ですね(ニッコリ)
平壌地下鉄は核シェルターを兼ねているので、とにかく深い。そしてエスカレーターが長い(迫真)
平均で地下90メートル、最深150メートルというから、最深で42.3メートルの都営地下鉄大江戸線よりも深いですね。
これも他の方の朝鮮旅行記で見たことあるやつだ!
行きたい駅のボタンを押すとLEDがピカピカ光ります。
李さんにボタンを押してもらいました。
これも他の方の朝鮮旅行記で何度も見た豪華絢爛なプラットホーム!
とても天井が高いですが、みなとみらい線の元町・中華街駅っぽいですね。
年季が入ってて節電(迫真)してるので薄暗いですけどね。
ベルリン市交通局から譲渡された車両。すげえ本物だ!
ベルリン分断前に設計され、分断後の東西ベルリン交通局に引き継がれたビンテージ品です。
日本の地下鉄ではまずありえない先頭車両が非貫通という仕様もポイントが高い!(日本ではトンネル内火災を想定して、先頭車両には必ず扉を設ける規則)
社会主義リアリズムな壁画を観ると、ああ俺は社会主義国家に来たんだなあと実感します。
壁画の前に立つのは女性駅員さん。
ガルパンの審判さんが持っているような先端が赤丸な指示棒(?)を上に挙げると電車がドアを閉めて発車します。
なお発車メロディの類はなく、いきなりドアが閉まります。音はいわゆる爆弾ドア。
ホーム上では朝鮮労働党の機関紙・労働新聞が無料で立ち読みできるようになっています。
ホーム上では朝鮮労働党の機関紙・労働新聞が無料で立ち読みできるようになっています。
走行中の動画を撮影したので。
トンネル内は結構音が大きめ。
車内ではクラシック音楽(?)が流れているのですが、その音をかき消すレベルの走行音。
平日の15時頃でしたが、この日は復興駅から既に朝の有楽町線の新木場方面並みの混雑っぷり。
冬休みに入っているからか、子供たちの乗車率が高かったような。
ちなみに平壌地下鉄は全区間均一料金で5KPWで乗車できるとのこと。これは助かる値段設定。
ちなみに入り口の改札はICカード式でした。(我々は改札脇の別ゲートを通ったので、朝鮮式Suica体験はできませんでしたが)
席に座って写真を撮っていたら、子供たちは我々のことが気になるようで。
凱旋駅で降りる乗客も非常に多かったです。
一説だと外国人観光客が地下鉄に乗車するタイミングでサクラの乗客を動員するという話もあるようですが、少なくともそれは嘘でしょう。
ちなみに凱旋駅もエスカレーター深過ぎでした。
エスカレーターで写真を撮影していても当然のようにスルーする平壌市民(大人)のスルースキルの高さ(真顔)
凱旋駅の外に出ると、駅名の由来になった凱旋門がどーんと構えています。
高さは60メートル、パリのエトワール凱旋門よりも10メートル高いらしいですよ。
凱旋門のすぐ近くには、金日成競技場があります。
2011年、サッカー日本代表が22年ぶりに朝鮮で試合をして負けたスタジアム。
午前中に行った綾羅島メーデースタジアムと一緒に見てみたかったのですが、現在改修工事中とのことで外から眺めるだけでした。確かに工事用のフェンスで囲まれています。
凱旋門前の広場も朝からの雪でかなり真っ白になってました。
子供達が雪だるまを作っていたので写真を撮らせてもらいました。
恥ずかしがっていましたが写ってくれました。なんというか初々しくて良いねw
凱旋門前から再び専用車に乗って次の目的地に向かいます。
まだまだ平壌観光やりきるよー。
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次に向かったのは、大同江の中洲・綾羅島(ルンラド)にある綾羅島メーデースタジアム。
前日夜にガイドさんとの打ち合わせで、ここに行きたい!と強くリクエストしていた場所になります。
見学できるかどうか分からなかったのですが、ガイドさんが関係機関と調整してくれた結果、見学OKになりました。ガイドさんに圧倒的感謝!
普段はJリーグのヴァンフォーレ甲府、水戸ホーリーホック、グルージャ盛岡のサポーターをやっているのもあって、スタジアムにはとても興味があります。
すごく大きいです……///
世界最大の多目的スタジアムで収容人員は15万人という巨大施設です。
1988年に南朝鮮で開催されたソウルオリンピックに対抗するため、1989年に開催した第13回世界青年学生祭典のために建設されました。
中もすごく大きいです……///
陸上競技用トラックがありますが、観客席にはそれなりに傾斜があるので、サッカーの試合も観やすそうです。
どこに行っても大きな慈愛の心で朝鮮人民と旅行者を見守る主席様と元帥様。
ビッグブラザー!
なんとオリンピックエンブレムが誇らしげに掲げられているではありませんか!
平壌オリンピック開催の暁には、ここがメインスタジアムになりますね!
むしろ2018年に南朝鮮で開催予定の平昌冬季オリンピックの開催権を朝鮮に譲って、開会式をこのスタジアムでやるべきなのです!
大会準備にかなりの問題が出ている平昌オリンピック、大会運営能力が南朝鮮に皆無なのは確定的に明らか!
立派なスキー施設も馬息嶺(マシンニョン)に行けばあるし、あそこなら雪不足の心配もいらんで。
ていうか、オリンピックエンブレムの使用許可取ってるんですかゲフンゲフン……。
スタジアム職員の方のご厚意で、なんとピッチに入れてもらいました。
日本のスタジアムでもなかなかできない経験です。これは素直に嬉しい!
競技場内にある監督室、審判控室、更衣室、プレスルームにも案内してもらいました。
監督室に置いてあったホワイトボードに(水戸の西ケ谷監督的な意味で)興味を示したところ、ガイドさんに「これは日本では何というのですか?」と聞かれたので「戦術ボード、またの名をガヤボードと言います」と伝えておきました。
まあ、ガヤさんが持っているのはもっと小さいヤツですけどねw
競技場内の通路には朝鮮のスポーツの輝かしい軌跡の写真が展示されています。
特に2015年に開催された東アジアカップでサッカー朝鮮女子代表が優勝したことは朝鮮にとって誇らしい出来事だったとガイドさんに力説されました。
競技場外に虎の置物があったのでとりあえず記念撮影。
朝鮮といえば虎といういい加減なイメージ。
虎と楽しく写真撮っていたら、なんかパンを焼く甘い香りが漂ってきました。
ていうか、このスタジアムを新国立競技場にすればええやん(迫真)
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午前中の観光スポットはメーデースタジアムでおしまいということで昼食会場に移動します。
移動中に朝鮮でも水戸サポらしくしようと思い、移動中にガイドさんにこんな話を振ってみました。
俺氏「サッカー共和国代表の金聖基(キムソンギ)って知ってますか。自分応援してる水戸の選手(当時。現在はFC町田ゼルビア所属)なんですよ!ワールドカップの予選に出てたんですよ!水戸なんですよ!」
ガイドさん「ごめんなさい、知らないです。鄭大世(チョンテセ)なら知ってるんですが」
見事玉砕。まあそうだよね、ちかたないね。
見事玉砕。まあそうだよね、ちかたないね。
あと、最近の朝鮮は女子サッカーの方が強いということで、男性が威張り散らしていると、女性が「サッカーは男子の方が成績悪いのに、よくそんな口がきけますね」とやり返すそうですw
平壌地下鉄革新(ヒョクシン)線革新駅前の交差点。
105階建ての超高層ホテル・柳京(リュギョン)ホテル。
この建物も生で見られて感動しました。
米帝の雑誌に「人類史上最悪の建物。傾いた北朝鮮式シンデレラ城」と散々disられた建物ですw
1989年の第13回世界青年学生祭典に間に合わせるべく、そして南朝鮮の首都ソウルの63ビルよりも高い建物にするべく着工しましたが、あまりにも巨大で完成が間に合うことなく、1992年に建設が中断されてから16年近く放置されていました。
2008年から建設が再開されるも、結局2013年には開業を断念するという結末に。
いつか立派に開業することを私も夢見ているのですが、どうなんでしょうねえ……。
平南(ピョンナム)線普通江(ポトンガン)駅。
駅にも主席様と将軍様の肖像画が。
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昼食は平壌名物・冷麺(レンミョン)のお店へ。
岩手で育ったこともあって、盛岡冷麺のルーツである朝鮮の冷麺には興味津々です。
(盛岡冷麺は在日朝鮮人1世の楊龍哲(ヤンヨンチョル)が故郷の咸興(ハムフン)冷麺を再現したものを盛岡市内の自分の店で出したのが起源)
冷麺の前に緑豆のチヂミと水キムチとサラダとビール。
全部美味しかったです(小並感)
ビールは大同江ビール(テドンガンメッチュ)、さっぱりしててチヂミに合う。
真打ち登場!
平壌冷麺はそば粉が入っているので、麺が透明な盛岡冷麺とは違って黒っぽい色をしています。
酸っぱいのかなと思っていたのですが、とんでもない。
ダシが効いていて、とにかくびゃあああああうまいいいいい!
これは本当に感動する味わい、このためだけに来て良かった平壌!
麺はとにかく細く長いのですが、細く長くは縁起が良いのだそうです。
「南朝鮮にも冷麺はあるが、あそこの冷麺はハサミで麺を切って食べるからダメだ。冷麺は細く長くでないと」と、ガイドさんが南朝鮮冷麺をdisってましたw
冷麺に合わせて朝鮮ではメジャーなどんぐり焼酎を煽るのが最高だそうで、私もやってみました。
うん、これは一日がダメになる冷麺の食べ方ですねえ(迫真)
おめでたいこと(例:結婚式)があると冷麺を食べるそうで、未婚の人にプレッシャーかける時は「いつ俺らに冷麺を食べさせてくれるんだ?(迫真)」と聞くそうです。
冷麺以外にも麺好きで、一日に最低1回は麺を食べないと禁断症状が出るとのことw
お腹がいっぱいになった俺たちは、午後の観光に出かけるのでした。
カーテンを開けると、平壌は雪国でした(迫真)
将軍様の国葬の時以上(上記参照)に積もってるんじゃないの、これ?(震え声)
後でガイドさんに聞いたら、この時期にここまでの積雪は珍しいとのこと。
焦っても仕方ないので、雪景色の平壌市内を背景にさおりんと記念撮影。
朝食は可もなく不可もなく。何故かおかゆが2杯出てきますが、これは朝鮮でのスタンダードなのでしょうか?
コーヒーは別料金とのことで、うっかり飲むと後で代金を請求されるみたいです。
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平壌大劇場(左)と平壌ホテル(右)。
平壌ホテルには「偉大なる主体(チュチェ)思想万歳!」と書かれています。
平壌ホテルには「偉大なる主体(チュチェ)思想万歳!」と書かれています。
朝食後、早速銀世界の平壌市内に繰り出します。
平壌駅前を通って栄光通り(ヨングァンコリ)沿いの平壌大劇場・平壌ホテルの前で車を降りて、勝利通り(スンリコリ)を歩いて、金日成広場に向かいます。
ガイドさん曰く、朝の平壌散歩。
朝8時頃、ちょうど通勤通学時間帯なのでたくさんの平壌市民とすれ違います。
勝利通りを走るトロリーバスや路線バスにもたくさんの通勤通学客が乗っています。
どこの国でも通勤通学の風景は変わらないんだなあ、と思いました。
自転車は値段が高いそうで、ほとんどの人が徒歩か公共交通機関を利用するそうです。
積雪にもかかわらず、知並単学園並に自転車で吶喊してくる人も結構いておっかなかったですがw
建設中のマンション群。
平壌では建設ブームが起きていて、市街地の再開発が進んでいます。
お正月が近いため、国旗と一緒に赤い旗を掲げてお祝いしているのだそうです。
かの有名な金日成広場。その前を横切るトロリーバス。
この広場で軍事パレードをしているシーンをニュース映像等で一度は見たことがあるはず。
この広場で軍事パレードをしているシーンをニュース映像等で一度は見たことがあるはず。
社会主義国特有の大きな広場です。
朝鮮ではこのポーズ(先軍ポーズ)で記念撮影すると大変喜ばれます。
以降、そのスポットでも記念撮影するときには必ず先軍ポーズのショットを入れておきましたw
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金日成広場で再び専用車に乗り込んで、次に目指すは万寿台(マンスデ)の丘。
この丘には金日成主席様、金正日将軍様の銅像が建てられていて、万寿台大記念碑と呼ばれています。
ここを訪れる際には銅像に必ず献花をする必要があります。
丘の入口で花を買いますが、別料金になっているので別途代金を支払います。
ガイドさんからは夫婦で一つの花束で良いですよと言われたので、10ユーロでひと束購入。
ちなみに朝鮮では外国人が現地通貨の朝鮮民主主義人民共和国ウォン(KPW)を使うことはできません。
中国人とヨーロッパ系の観光客が多いので、人民元とユーロが広く使われています。
米ドルと日本円も使うことはできますが、ある意味オワコン通貨、しかも日本円に至っては1ウォン=1円とかいう実勢レートガン無視のふざけてるわねレート(めんまママボイス)という潔さなので、人民元かユーロを持っていくことを強くお勧めします。
アウェイの洗礼、ちかたないね。(KPWは世界で最も価値のない通貨のひとつで、実際は1ウォン0コンマ幾ら円の世界)
この銅像を見て、ああ朝鮮に来たなあと実感。
将軍様の像は2012年に建立されました。
後ろの建物は朝鮮革命博物館。
献花して一礼する売国奴(当社比)たちの図。
ネトウヨに見つかったら炎上しひゃう!(ビクンビクン)
万寿台大記念碑にはたくさんの花束が供えられ、荘厳なBGMが流れていることもあってか、さながら宗教施設のような佇まいです。
朝鮮人民にとっては神聖な場所でふざけたら確実に怒られます。
日本人も神社でふざけてる外国人見たらイラッとするでしょ?あれと同じ感覚。
金親子の銅像の脇には朝鮮戦争(祖国解放戦争)革命烈士像が。
向かって左側の先頭の人は、マルクスの著作『共産党宣言』を、右側の人は金日成主席の著作を掲げて、革命闘争を繰り広げています。
大記念碑の奥には、朝鮮半島の伝説の馬で、1日に千里の距離を走るという翼の折れたエンジェル翼の生えた千里馬(チョルリマ)の像があります。
朝鮮の社会主義運動の名前にも採用されていますね、高校地理で習った方もいるのでは?
日本語表記だと「チョンリマ」と言われることも多いですが、朝鮮語では流音化して「チョルリマ」になりますので、そこんとこよろしく。
大記念碑と千里馬像でも記念撮影。
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大同江を挟んでちょうど金日成広場の向かいにあるのが主体思想塔です。
朝鮮の基本的な政治思想である主体思想を顕彰した記念碑となります。
塔の前にいるのは、左からインテリ(ペン)、労働者(ハンマー)、農民(鎌)、その組み合わせで社会主義国のモニュメントだってことが、はっきりわかんだね。
主体思想塔の後ろには左右対称のビルが建っていて、屋上には「一心団結」(イルシムタンギョル)という文字が。
この塔はエレベーターで昇ることができるのですが、朝から降り続いた雪が止んで、市内に霧が出始めて展望が望めないので、昇るのはやめておきました。
後は他の方の旅行記で、停電してエレベーターが途中で止まって、上下に動き始めるという経験ができるというレポートを読んでいたのも昇るのをやめた理由ですw
塔の入口には主体思想を讃えるたくさんのプレートがあります。
主体思想研究会って世界各地にあるんすね……。
平壌の各名所には、必ず専属のガイドさんがいるのですが、主体思想塔のガイドさんは朝鮮語と英語が堪能ということで、主体思想塔の解説を何故か英語で聞く羽目に。
元はといえば、嫁さんが多少の英会話ができるというのをガイドの金さんが覚えていて、「せっかくなら主体思想塔のガイドさんに英語で解説してもらいましょう」と提案を受けてしまったからなのですが……。
主体思想塔のガイドさん、美人さんですね。
割と優しい英語で解説してくれたので、なんとなく内容は掴めました。
主体思想は英語では「Juche idea」でした。
嫁さんが主体思想塔のガイドさんから「なんで朝鮮に旅行しに来たのか」(超意訳)的なことを聞かれたのに対し、「私たちは隣国同士だけれども、いろいろな問題があって近くて遠い国になってしまっている。だからこそ、この国を見てみたかった」って割とスラスラと答えていて、すげえ!ってなりました(小並感)
主体思想塔のガイドさんと一緒に記念撮影して、次の観光スポットに向かいます。
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次に訪れたのは、塔創建記念碑。
朝鮮の指導政党である朝鮮労働党の創立50周年を記念して建立されました。
こちらも主体思想塔と同じく、インテリの象徴・ペン、労働党の象徴・ハンマー、農民の象徴・鎌がモチーフとなっています。
朝鮮労働党の党旗のロゴも、ペン、ハンマー、鎌の組み合わせですね。
党創建記念碑の後ろには主体思想塔と同様に左右対称のビルが建っていて、屋上には「百戦百勝」(ペクチョンペクスン)のスローガンが。
ここでも先軍ポーズで記念撮影です。
党創建記念碑からは大同江を挟んで万寿台の丘が一直線に望める作りになっています。
この日は雪の影響で霞んでいましたが、晴れていれば万寿台大記念碑の後ろには、建設がストップしている超高層ホテルの柳京ホテルも見えます。
党創建記念碑を見学した後は、すぐ後ろにある美術館兼書店へ。
館内は撮影禁止だったので写真はありませんが、金一族を讃える絵画や写真、朝鮮の技術力を誇示するための展示物、米帝と日帝が長距離弾道ミサイルだとイチャモンを付けている人工衛星の写真などがたくさん展示されていました。
そういえば、美術館に行くときに金さんが同僚のガイドさん見つけて、「アンネドンジ!」(案内同志)と声を掛けていたのですが、「うわっ!マジでドンジ(同志)って言うんだw」とひとりで感動していました。
外での夕食を終えて、平壌高麗ホテルに戻ってきました。
Part.3でも書いたとおり、このホテルは朝鮮国内最高級ホテルです。
内装の雰囲気は昭和のビジネスホテルのような感じですが、小綺麗にまとまっていて良いと思います(小並感)
客室はこんな感じ。なかなか小綺麗。
この鏡のあるスペースの真正面はベッドルームなのですが、ドアが設置されておらず、ベッドから起き上がると鏡に映った自分が見えます(迫真)
マジックミラーになっていて、部屋の中の監視ができるという噂がありますが、どうなんでしょうねえ?
ちなみに部屋に戻る前に、ガイドさんと平壌市内観光の打ち合わせをしていたのですが、こちらのリクエストを親身になって関係機関と調整してくれるガイドさんに「無理を言ってすみません。ありがとうございます」と感謝の言葉を掛けたところ、「いえ、これが我々の仕事ですから。朝鮮観光を楽しんで、おふたりが夜ベッドでお休みになるその瞬間までが我々ガイドの仕事ですから」という回答をいただいております。
「おふたりが夜ベッドでお休みになるその瞬間までが我々ガイドの仕事ですから」(迫真)
まあ、あまり深く考えないことにしましょう。まあ、別に見られて困るものもないですし。
上記の大きな鏡以外にも、部屋の中には鏡が多めです。
宿泊した部屋の入口(左側)と廊下の様子。
全体的に暗め。節電(迫真)の心掛け、我々日本人も改めて意識しないといけません。
全体的に暗め。節電(迫真)の心掛け、我々日本人も改めて意識しないといけません。
エレベーターのメーカーはぱっと見では分からないようになっていますが、どうやら日立製とのこと。
操作盤のボタンが昭和の百貨店っぽくてナイスです。
元帥様の動静を伝えたり、スポーツ大会(空手?テコンドー?)の様子を伝えたり、朝鮮各地の天気予報だったり。
部屋のテレビはデジタル液晶テレビでした。朝鮮国産でアリランというメーカーのもの。
部屋のテレビはデジタル液晶テレビでした。朝鮮国産でアリランというメーカーのもの。
日本語の邪魔な字幕スーパーがない生の朝鮮中央テレビのニュース、そして金正恩元帥様の御尊影を拝見できて、感動いたしました。
朝鮮中央テレビ以外にも、NHK World、中国国営テレビ、BBC、CNN、ロシアの放送局の番組が観られます。
子供向け国語番組。
天気予報。
朝鮮中央テレビは基本的には体制賛美のプロパガンダ放送がメインですが、それ以外の番組も放送されています。
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2015年11月22日公開の「ガールズアンドパンツァー劇場版」の大洗エキシビジョンマッチ(公式で配信されているもの)
2016年3月現在、観客動員数は100万人を数え、興行収入が15億円を突破した超人気作品。
朝鮮に行った2015年12月時点でも、かなりの勢いがありました。
私も何度も劇場に足を運んで鑑賞したこの素晴らしい作品をぜひとも朝鮮の皆さんとも分かち合いたい。
そんな想いを胸に、Part.4の記事で中身検査をされたiPadで上記の動画を観られるようにして朝鮮に入国しました。
日本でも有名な朝鮮中央テレビのアナウンサー・李春姫(リ・チュニ)同志に、ガルパンはいいぞ!と布教する図。
テレビの前に一緒に朝鮮に入国してもらった、ねんどろいどさおりんも添えて。
李春姫たんもガルパンを観たら高まってしまうことでしょう。
もし客室の大きな鏡が監視用マジックミラーだとしたら、鏡の向こうで労働している同志がいらっしゃるということになります。
慰労の意味も込めて、日本の大人気作品の素晴らしさを分かち合おうと思います。ねんどろいどさおりんと一緒に、ガルパンはいいぞ!
大洗駅前をT-34が爆走するシーンなんか、朝鮮的には胸熱なんじゃないですかね。
なお、朝鮮の方が勝手に外国作品を鑑賞すると拘束されるらしいということを補足しておきますね。
今回の記事は写真少なめ!
飛行機はほぼ定刻通りに平壌国際空港に到着。
高千穂夫妻はボーディングブリッジを渡り、2015年7月から運用を開始した金正恩同志肝煎りの新ターミナルへ。念願の北朝鮮の大地に立つ!
緊張の入国審査と税関検査へコマを進めます。
まずは入国審査。
入国審査官は日本のように戦闘力が低そうな人ではなく、バリバリの朝鮮人民軍兵士(迫真)
パスポートと観光ビザと航空券を渡して、顔写真と野面を見比べられ、英語で入国目的を聞かれて答えておしまい。
案外すんなりw
北京首都国際空港では気づかなかったのですが、どうやら我々以外にも同じ飛行機で北朝鮮に入国した日本人がいるっぽい。(おじさんが1人、おばさんが2人)
気づかれて声掛けられると面倒だというコミュ障思考丸出しな夫婦なので、向こうに気づかれないようにしてましたw
続けて税関検査。こちらも担当者はバリバリの朝鮮人民軍兵士(迫真)
キャリーバッグはX線検査を通すだけでスルー。
中を開けて見せろと言われることもなく、これも拍子抜け。いや、面倒じゃないから大歓迎な訳ですけどね。
中国から国際列車で新義州経由で入国すると「荷物を開けてすべて見せろ」と言われるようなので、それが面倒な方は航空機での入国をお勧めします。
キャリーバッグはスルーでしたが、手元にあるiPadは中身検査の餌食になりました。まあ、ちかたないね。
かつては携帯電話は持ち込みOKでも北朝鮮を出国するまでは厳重に封をされて使うことはできなかったのですが、今は普通に持ち込んで使えますし、中身も特に見られることはありませんでした。(使えるといっても通信はできませんが)
iPadも別に北朝鮮の体制批判的な写真とか入れてないし大丈夫だべ、と思いながら朝鮮人民軍兵士からロック解除と写真フォルダはどこだという要求に応えます。
中身見られている時に気づいたのですが、ガルパンのあんこうチームメンバーの服がはだけたセクシーショットとか、さおりんマジ非モテなセクシーショットとか、まどマギの水着画像とか、昔自分が描いた同人誌のデータとか入ってて、それもマジマジと見られてて少し焦ったのは内緒。
「それに何か問題でもありやがりますか?」的な顔をしていたせいなのか、さおりんの圧倒的な非モテ力に同情されたのかは知りませんが、iPadも無事にスルー。カムサハムニダ!
俺氏、朝鮮人民軍兵士に自作の同人誌を見られた世界初の人間になった自信あるわ(迫真)
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無事の入国審査と税関検査をスルーした俺たちは、検査場の外に出ると早速「高千穂さん(仮名だって、はっきりわかんだね)ですか?」と声を掛けられます。
北朝鮮旅行では朝鮮国際旅行社(チョソンクッチェリョヘンサ)のガイドさんが必ず2人付きます。
ひとりは男性の李さん(50代くらい?なんか部長っぽい風貌)、もうひとりは女性の金さん(50代くらい?THE・朝鮮の母って感じ)。
そして専用車のドライバーさんがひとりと、合計3名によるVIP待遇。
この体制で案内されるなら、旅行代金の高さも納得のような気がします。
とりあえずターミナルビルの前で記念撮影。
早速、専用車に乗って平壌市内へ。空港からは30分程度でしょうか。
専用車のダッシュボードには不倶戴天の敵国米帝のキャラクター・ミッキーマウスやドナルドダックのシールがたくさん貼られていましたが、ここは敢えてスルーする我々のスルースキルの高さ。
お互い簡単な自己紹介と旅行中の注意事項を確認しながら、平壌郊外の田舎道(ただし片側2車線の立派な道路)を走ります。
途中、検問がありましたが顔パスでスルー。
ガイドさんたちには特権が与えられていると聞いていましたが、早速それを実感します。
平壌市内に入った頃には既に17時、節電(迫真)のためか市街地全体的に暗くてまともな写真が撮影できません。
途中、朝鮮人民軍の会合(ガイドさん曰く魚の養殖に関する会合とのこと)があった関係で、大渋滞にハマってしまいました。
会議場から出てきた会議出席者を輸送するバスが中古のしずてつバスでテンション上がりましたw
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移動中にガイドさんから「なぜ朝鮮に旅行しに行こうと思ったのですか?」と聞かれたので、「新婚旅行に行けなかったので、その代わりみたいなものです。他の日本人が行かないようなところに行きたかったので」とドヤ顔で答えておきました。
日本人の若い夫婦が北朝鮮に行くのは相当珍しいようですが、我々のようなモノ好きはなかなかいないでしょうねえ……。
ちなみに北朝鮮では自国のことを「朝鮮」「チョソン」「共和国」と言い、韓国のことは「南朝鮮」と言います。
北朝鮮独自の言語事情を勘案し、これ以降はチョソン式で表記していきます。
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平壌高麗ホテル全景とロビーの様子。
そうこうしているうちに今回の宿泊先、平壌高麗(コリョ)ホテルに到着。
平壌市内に2つある朝鮮国内最高クラスの特級ホテルの片割れです。
もうひとつは大同江(テドンガン)の中洲・羊角島(ヤンガクト)に建っている羊角島国際ホテル。
日本人は市内中心部で平壌駅にもほど近い平壌高麗ホテルを好むそうですが、羊角島国際ホテルの方が新しいです。
一旦ホテルにチェックインしてから、夕食に出かけます。
当たり前ですが平壌市内の土地勘は全くないし、夜なのでどのあたりにいるのかはさっぱりわからん状態。
大同江を渡って少し郊外の食堂で、ガイドさん曰く「朝鮮式のすきやき」をいただきました。
すきやきというよりは鍋物ですね。
各自の好みの味に調整できるよう、唐辛子や塩、胡椒、そして味の素が用意されていました。
味の素は朝鮮でも普通に使われていました。というかよく使うみたいです。
他にもじゃがいもの天ぷらや水キムチやパウンドケーキが出てきましたが、味は日本人も好むようなものでした。普通に美味しかったです(小並感)
パウンドケーキはアレだ、これに近い感じ。
ビールも一緒に出てきたのですが、有名な大同江ビール(テドンガンメッチュ)ではなく、平壌の地ビールとのことでした。これも普通に美味しかったです(小並感)
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夕食後、ホテルに戻る道すがら、各国の大使館が集まっているエリアの前を通りかかりました。
「朝鮮は世界のいろんな国と国交を結んでいます。大使館村のエリアが足りなくなりそうなくらいに。日本も早くしないとこのエリアに入れなくなりますよ?w」と煽られたので、早く国交正常化した方が良いと思いました(小並感)
今なら国交締結後5年保証くらいはしてくれるんではないでしょうかね(適当)
日本だと閉鎖的な国と思われがちですが、実際かなりの数の国と国交を結んでいるんですよね。
国交を結んでいない国の方が逆に少ないくらい。
他の外交関係のお話だとアメリカとの関係についてはガイドさんがぽろっと本音を呟いていて、アメリカからの経済制裁は朝鮮にとってはそれなりに打撃にはなっていてなかなかつらいということでした。やはりアメリカは100年の敵・米帝野郎ですね!
飛行機はほぼ定刻通りに平壌国際空港に到着。
高千穂夫妻はボーディングブリッジを渡り、2015年7月から運用を開始した金正恩同志肝煎りの新ターミナルへ。念願の北朝鮮の大地に立つ!
緊張の入国審査と税関検査へコマを進めます。
まずは入国審査。
入国審査官は日本のように戦闘力が低そうな人ではなく、バリバリの朝鮮人民軍兵士(迫真)
パスポートと観光ビザと航空券を渡して、顔写真と野面を見比べられ、英語で入国目的を聞かれて答えておしまい。
案外すんなりw
北京首都国際空港では気づかなかったのですが、どうやら我々以外にも同じ飛行機で北朝鮮に入国した日本人がいるっぽい。(おじさんが1人、おばさんが2人)
気づかれて声掛けられると面倒だというコミュ障思考丸出しな夫婦なので、向こうに気づかれないようにしてましたw
続けて税関検査。こちらも担当者はバリバリの朝鮮人民軍兵士(迫真)
キャリーバッグはX線検査を通すだけでスルー。
中を開けて見せろと言われることもなく、これも拍子抜け。いや、面倒じゃないから大歓迎な訳ですけどね。
中国から国際列車で新義州経由で入国すると「荷物を開けてすべて見せろ」と言われるようなので、それが面倒な方は航空機での入国をお勧めします。
キャリーバッグはスルーでしたが、手元にあるiPadは中身検査の餌食になりました。まあ、ちかたないね。
かつては携帯電話は持ち込みOKでも北朝鮮を出国するまでは厳重に封をされて使うことはできなかったのですが、今は普通に持ち込んで使えますし、中身も特に見られることはありませんでした。(使えるといっても通信はできませんが)
iPadも別に北朝鮮の体制批判的な写真とか入れてないし大丈夫だべ、と思いながら朝鮮人民軍兵士からロック解除と写真フォルダはどこだという要求に応えます。
中身見られている時に気づいたのですが、ガルパンのあんこうチームメンバーの服がはだけたセクシーショットとか、さおりんマジ非モテなセクシーショットとか、まどマギの水着画像とか、昔自分が描いた同人誌のデータとか入ってて、それもマジマジと見られてて少し焦ったのは内緒。
「それに何か問題でもありやがりますか?」的な顔をしていたせいなのか、さおりんの圧倒的な非モテ力に同情されたのかは知りませんが、iPadも無事にスルー。カムサハムニダ!
俺氏、朝鮮人民軍兵士に自作の同人誌を見られた世界初の人間になった自信あるわ(迫真)
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無事の入国審査と税関検査をスルーした俺たちは、検査場の外に出ると早速「高千穂さん(仮名だって、はっきりわかんだね)ですか?」と声を掛けられます。
北朝鮮旅行では朝鮮国際旅行社(チョソンクッチェリョヘンサ)のガイドさんが必ず2人付きます。
ひとりは男性の李さん(50代くらい?なんか部長っぽい風貌)、もうひとりは女性の金さん(50代くらい?THE・朝鮮の母って感じ)。
そして専用車のドライバーさんがひとりと、合計3名によるVIP待遇。
この体制で案内されるなら、旅行代金の高さも納得のような気がします。
とりあえずターミナルビルの前で記念撮影。
早速、専用車に乗って平壌市内へ。空港からは30分程度でしょうか。
専用車のダッシュボードには不倶戴天の敵国米帝のキャラクター・ミッキーマウスやドナルドダックのシールがたくさん貼られていましたが、ここは敢えてスルーする我々のスルースキルの高さ。
お互い簡単な自己紹介と旅行中の注意事項を確認しながら、平壌郊外の田舎道(ただし片側2車線の立派な道路)を走ります。
途中、検問がありましたが顔パスでスルー。
ガイドさんたちには特権が与えられていると聞いていましたが、早速それを実感します。
平壌市内に入った頃には既に17時、節電(迫真)のためか市街地全体的に暗くてまともな写真が撮影できません。
途中、朝鮮人民軍の会合(ガイドさん曰く魚の養殖に関する会合とのこと)があった関係で、大渋滞にハマってしまいました。
会議場から出てきた会議出席者を輸送するバスが中古のしずてつバスでテンション上がりましたw
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移動中にガイドさんから「なぜ朝鮮に旅行しに行こうと思ったのですか?」と聞かれたので、「新婚旅行に行けなかったので、その代わりみたいなものです。他の日本人が行かないようなところに行きたかったので」とドヤ顔で答えておきました。
日本人の若い夫婦が北朝鮮に行くのは相当珍しいようですが、我々のようなモノ好きはなかなかいないでしょうねえ……。
ちなみに北朝鮮では自国のことを「朝鮮」「チョソン」「共和国」と言い、韓国のことは「南朝鮮」と言います。
北朝鮮独自の言語事情を勘案し、これ以降はチョソン式で表記していきます。
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平壌高麗ホテル全景とロビーの様子。
そうこうしているうちに今回の宿泊先、平壌高麗(コリョ)ホテルに到着。
平壌市内に2つある朝鮮国内最高クラスの特級ホテルの片割れです。
もうひとつは大同江(テドンガン)の中洲・羊角島(ヤンガクト)に建っている羊角島国際ホテル。
日本人は市内中心部で平壌駅にもほど近い平壌高麗ホテルを好むそうですが、羊角島国際ホテルの方が新しいです。
一旦ホテルにチェックインしてから、夕食に出かけます。
当たり前ですが平壌市内の土地勘は全くないし、夜なのでどのあたりにいるのかはさっぱりわからん状態。
大同江を渡って少し郊外の食堂で、ガイドさん曰く「朝鮮式のすきやき」をいただきました。
すきやきというよりは鍋物ですね。
各自の好みの味に調整できるよう、唐辛子や塩、胡椒、そして味の素が用意されていました。
味の素は朝鮮でも普通に使われていました。というかよく使うみたいです。
他にもじゃがいもの天ぷらや水キムチやパウンドケーキが出てきましたが、味は日本人も好むようなものでした。普通に美味しかったです(小並感)
パウンドケーキはアレだ、これに近い感じ。
ビールも一緒に出てきたのですが、有名な大同江ビール(テドンガンメッチュ)ではなく、平壌の地ビールとのことでした。これも普通に美味しかったです(小並感)
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夕食後、ホテルに戻る道すがら、各国の大使館が集まっているエリアの前を通りかかりました。
「朝鮮は世界のいろんな国と国交を結んでいます。大使館村のエリアが足りなくなりそうなくらいに。日本も早くしないとこのエリアに入れなくなりますよ?w」と煽られたので、早く国交正常化した方が良いと思いました(小並感)
今なら国交締結後5年保証くらいはしてくれるんではないでしょうかね(適当)
日本だと閉鎖的な国と思われがちですが、実際かなりの数の国と国交を結んでいるんですよね。
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高千穂第1書記/樽
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ダメ人間。
趣味:
お絵描き、その他いろいろ。
自己紹介:
名誉山梨県民兼山梨県親善大使。
ヴァンフォーレ甲府のにわかサポ。IGRいわて銀河鉄道の後方支援部隊メンバー。VOCALOIDは鏡音ツインズが好き。JR九州817系電車も好き。
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